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  • 山本整形外科

接骨院・整骨院のマッサージはあぶない

Updated: Sep 5, 2021

2018年8月30日の週刊文春の記事に

笹井恵理子さんが書いた

「マッサージはこんなにあぶない」という記事が

接骨院・整骨院による施術に警鐘をならしています。

とてもよく取材された記事なので

要約しつつ下記に引用します。















「マッサージはこんなにあぶない」


●肩こり、腰痛改善目的で骨折や寝たきり

接骨・整骨院によるマッサージに要注意

違法施術だらけ 危険な「首のぽきぽき」


日本全国、至る所で見かける各種マッサージ店や接骨・整骨院。

肩こりや腰痛を治そうと軽い気持ちで通う人も多いが、

重い後遺症が残る事故も起こっている。

不適切な施術の実態や無資格者による施術の横行など、

「危ないマッサージ」がまん延する現状に警鐘を鳴らす。



【巷にあふれる無資格マッサージ】


医師とあん摩マッサージ指圧師の資格を有する者以外が、

マッサージ業を行うことは違法行為

違反した場合は、『五十万円以下の罰金に処する(第十三条)』という規定もあります。


しかし、ジャーナリストや記者という名称を誰でも使えるように、

マッサージという言葉を資格がない人が使うことを違法と断じるのは難しい。


そのため巷ではマッサージに関して何の知識も経験のない無資格者が

営業する店があふれている。


痛みがあれば整形外科に


「たとえば腰痛一つとっても、

尿路結石や腎盂腎炎、膵炎、心筋梗塞、胃潰瘍、

がんの腰椎・骨盤転移などが原因のことがある。

がんが転移して骨がもろくなっているのに、

そうとは知らずマッサージを受けて肋骨が骨折し、

最終的には死亡した例もありました。

医療機関以外では、診療(検査や診断、治療)ができないため、

痛みの原因がきちんと鑑別できず、見過ごされる恐れがある


喜多医師(喜多総合クリニック)はこう指摘する。

「大半の人が誤解していますが、

接骨院・整骨院はマッサージを行うところでも

全身の調子を整える場所でもありません。

業務範囲は外傷性の骨折や脱臼に対する応急手当、

捻挫、打撲、挫傷に対する手当です。

慢性疾患に対してマッサージを行うことは

業務範囲を逸脱した行為なのです


私がこれまで診察した患者さんは無資格者が経営する

簡易マッサージではなく、

柔道整復師が在籍する接骨院・整骨院でマッサージによる

健康被害を受けています。

単なる肩こり改善のためのマッサージを受けたのに

麻痺や寝たきりになってしまった人もいます。







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